メイルボックス概要
メイルボックス機能はPCやPLCなどと接続せず、ドライバ単体で任意の動作を実現させるものです。
コマンドにより色々な動作をドライバ-に指令出来ますが、その度に通信によりコミュニケ-ションするのはホスト側の負担になる場合もあるでしょう。
また、実行時間が問題となる様な処理、例えばアラ-ムの処理や現在値による動作の変更などは、ドライバ-が処理出来れば便利です。
メイルボックスは、この様な指令を予め記録出来るプログラムエリアです。
ドライバが標準で備えているコマンドをそのまま使用できます。
メイルボックス仕様
対応言語 | MOV/2 |
対応機種 | SVF |
プログラム容量 | シーケンス領域 1000行 イベント領域 100行 |
ユーザ変数 | 16個 × 4種 |
データテーブル領域 | 256個 × 1種, 128個 × 1種 |
スキャンタイム | 約1msec |
記憶機能 | オブジェクト/ソース |
対応機種は、上記シリーズで型式名に「*HMB2」のつくものです。
新規ご購入の場合、ご注文の際に「メイルボックスオプション付」と御指定願います。
SVFよりも前のドライバでメイルボックスをお使いの場合、
基本的な機能の多くはSVF以降でもお使い頂けますが、
機種によってはスキャンタイムの違いなどにより、
再編集が必要となる場合もあります。
プログラム例
コンパイル前プログラム(test.mb)
SQ
1 () MASK
2 () SVON
3 (#STAT, 0=1) ABS 'サーボレディを待ちます
4 () P=200000;
5 () V=2000
6 + ($PACT>190000) GOTO, 9 ' 折り返しスイッチ無視域に達したら、先に進む
7 + (#INST, 0=1) GOGO, 10 ' 折り返しスイッチにより10行へ
8 () GOTO 6 ' 条件チェックを繰り返す
9 (#STAT, 1=0) ' 移動完了を待ちます
10 () P=0;
11 () V=3000
12 (#STAT, 1=0) TCLR
13 (#TIME>500) GOTO, 4 ' 500ms待って4行目から繰り返し
/SQ