SVF制御部仕様
電源 (制御電源内蔵) |
SVFH:AC200V(単相・3相) SVFM:AC100V(単相) | |||
制御対象 |
3相ブラシレス永久磁石同期型サーボモータ、 (DCブラシモータ,誘導モータ,2相ステッピングモータ(マイクロステップ),リニアモータ,ボイスコイルモータ,リラクタンスモータ) | |||
制御機能 | 位置制御、速度制御、トルク制御 | |||
制御方式 | ソフトウェアサーボ+転流ループ+電流ループ | |||
出力相数 | 3相連続制御 | |||
出力制限 | 電流フィードバック、オーバヒート(モータ、ドライバ)、ゲイン調整、 トルク制御、サ-ボオフ、ダイナミックブレ-キ、正転オフ、逆転オフ | |||
PWMキャリア周波数 | 15~20kHz(40kHzまで可変) 注1) | |||
電流検出方式 | ΣΔ16ビット分解能 | |||
制御領域 | 4象限(回生領域は限時、または電源回生オプションによって連続) | |||
周囲温度・湿度 |
0~40℃風冷または20%減定格により50℃まで使用可能 10~85%(結露なきこと) | |||
放熱フィン温度 | 80℃ max(過熱カット式) | |||
転流 | 磁極位置の初期化 | 自動割出しでポールセンサレス/ 相ポールセンサ使用/Z相信号形式 | ||
同期転流 | 各種エンコーダによる電気角管理 | |||
電流制御 | DQ変換ベクトル制御 | |||
エンコーダ形式 |
2相インクリメンタルエンコーダ 各種汎用シリアルエンコーダにオプションで対応 SWにてラインレシーバ/TTLシングルの切替可能 エンコーダフィルタ 0.8μsec max | |||
指令パルス形式 |
2相インクリメンタル PUL/DIR、CW/CCW、A/B SWにてラインレシーバ/TTLシングルの切替可能 指令パルスフィルタ 0.8μsec max | |||
位置制御範囲 | ±2,147,483,647(32bit)内部カウント 注2) | |||
回生 | 回生過電圧保護内蔵,外付け回生抵抗はオプション | |||
ダイナミックブレーキ | 主回路の3相IGBTによるダイナミックブレーキモードで対応 | |||
コマンド信号 | サーボオン、正転オフ、逆転オフ、ゲインロ-、速度/トルク (アナログ)、ブレーキ、リセット、運転 | |||
原点信号 | 原点位置、原点近傍位置 | |||
ステータス信号 | サーボレディ,位置決完、アラームコード0, アラームコード1,アラームコード2 | |||
DIポート |
8bit フォトカプラ入力 通光でON、負論理入力/正論理入力(bitごとに変更可能) DC5Vたは24V 1.5mA min 入力フィルタ 0~32767msec | |||
DOポート |
5bit フォトカプラ出力 通光でON、負論理出力 DC24V 40mA max | |||
パラメータキー | 4キー(桁選択、増、パラメータ/データ、ライト) | |||
データ表示 | LED 7セグメント5桁 トルク/パラメータ/エラーコード等 | |||
パラメータ項目 (不揮発メモリにて保存) |
モード,ゲイン,スケール,リミット,エンコーダ,モータ, サーマル等の各項目 約200種があり,省略変更任意 | |||
アナログモニタ | 2chのアナログ出力(標準) 0~5V | |||
通信機能 |
RS232C (通信速度 1200/ 4800/ 9600/ 19200/ 38400bps) ホストコンピュータと通信可能 |
注1)
PWM周波数を既定値より高域に変更する場合には、減定格が必要です。
注2)
パルス単位の場合、次式の通りエンコーダの分解能によります。
最大値[pulse] = 2,147,483,647 / パルス係数
パルス係数(KENC)は最大速度、エンコーダ分解能により決まる内部定数です。(1~1,000)
各種耐性は取扱説明書をご参照ください。
SVFモデル別 特記仕様
ベースモデル仕様
サーボサンプリング | 8kHz,125μsec | ||
ノッチフィルタ | オプションにて2段 | ||
エンコーダ周波数 | 最大:20Mpps(4逓倍)、瞬時:25Mpps、分岐出力 | ||
シリアルエンコーダ | オプションにて各社汎用品に対応、均等分周分岐出力付き | ||
転流周波数 | 400Hz 4極12krpmに相当 |
DSPモデル仕様
サーボサンプリング | 16kHz,62.5μsec | ||
ノッチフィルタ | 標準装備 3段 | ||
座標補正 | エンコーダ補正,トルク補正などをオプションで対応 | ||
エンコーダ周波数 | 最大:32Mpps(4逓倍)、瞬時:50Mpps、均等分周分岐出力 | ||
エンコーダ速度 (ギガ速度オプション) | シリアル:2Gcps、インクリ:50Mpps、均等分周分岐出力 | ||
シリアルエンコーダ | オプションにて各社汎用品に対応、均等分周分岐出力付き | ||
転流周波数 | 1200Hz 4極36krpmに相当 |
ネットワークモデル仕様
操作機能 | MOVOコマンド,制御変数,ロギング,多軸同期 | |
通信媒体 | Ethernet | 100 Base-TX (100 Mbps) |
USB | USB 1.1 フルスピード(12Mbps) |
フィールドネットワークモデル
操作機能 | MOVOコマンド, 多軸 |
通信媒体 | CC-Link |
SVF指令入力仕様
データ入力(内部/外部)
制御モード | 位置、速度、加速度、力、トルク、電流 | |
指令データ |
言語MOV/2、前記通信機能又はパラメ-タキ-により入出力、 RS422バイナリ通信、シリアルクロック同期、ネットワーク | |
整定精度 | ±1パルス | |
機能 | モード設定 |
絶対位置制御、相対位置制御、速度制御 をS字で加減速 加速度、力制御、トルク制御 更に同期、溜制御選択可能 オ-トチュ-ニング、ジョグ運転、原点復帰 |
データの読み/設定 |
サ-ボオン,ブレ-キ,ゲインロ-,リセット,現在位置リセット等 位置 速度 加速度 トルクの目標値と現在値、偏差 S字加減速計画を含む全パラメ-タ,ステ-タスなど |
パルス列入力 注1)
制御モード | 位置 | |
指令 パルス |
DSPモデル | 32Mpps max(4逓倍) 注3) |
非DSPモデル | 20Mpps max(4逓倍) 注3) | |
形式 | TTLシングル/差動 2相形式3モード (A,B/CW,CCW/パルス,方向) | |
整定精度 | ±1パルス |
アナログ入力(指令/検出) 注1)/注2)
制御モード | 位置、速度、トルク、力、2相電流(オプション) | ||
位置 制御 |
制御 範囲 | DSPモデル | 1:±32767 - 16bitA/D (内部指令時1:30000×電子ギア) |
非DSPモデル | 1:±8191 - 14bitA/D (内部指令時1:20000×電子ギア) | ||
速度 制御 | 制御 範囲 | DSPモデル | 1:±32767 - 16bitA/D (内部指令時1:30000) |
非DSPモデル | 1:±8191 - 14bitA/D (内部指令時1:20000) | ||
変動率 | 負荷変動 | 0~100%にて0.05%以下(対入力フルスケ-ル) | |
電圧変動 | 定格±10%にて±0.05%以下(対入力フルスケ-ル) | ||
温度変動 | 100ppm/℃(対入力フルスケ-ル) | ||
加速度制御 | 制御範囲 | 0.1%(対入力フルスケ-ル)オ-プンル-プ | |
トルク制御 | 制御範囲 | 0.1%(対入力フルスケ-ル)オ-プンル-プ | |
力制御 (オプション) | 制御範囲 | 0.1%(対入力フルスケ-ル)力センサフィードバック | |
2相電流制御 (オプション) | 制御範囲 | 0.1%(対入力フルスケ-ル) | |
指令 入力 (CH1) | DSPモデル | DC±10V(F.S)A/D分解能±1/32767 DC±10V(F.S)にて±30000カウント(16bitA/D) | |
非DSPモデル | DC±10V(F.S)A/D分解能±1/8191 DC±10V(F.S)にて±20000カウント(14bitA/D) | ||
検出 入力 (CH2) | DSPモデル | DC±10V(F.S)A/D分解能±1/32767 DC±10V(F.S)にて±30000カウント(16bitA/D) | |
非DSPモデル | DC±10V(F.S)A/D分解能±1/8191 DC±10V(F.S)にて±20000カウント(14bitA/D) |
注1)
パルス指令、アナログ指令はパラメータ切り替えで使用できます。
注2)
検出入力は制御モードに応じてポテンショメータ、タコゼネ、力覚/圧力センサなどに適用できます。
注3)
パルス周波数上限値は計測理論値であり、通常のフィードバック制御ではオーバーシュートで
オーバーフローすることを配慮して上限値の70~80[%]でご使用ください。